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雨降ったら出るの?をオカルト的数字的に検証?

よく雨が降ったら出る?という話を聞きます。業界にいればそんな話も当然のように聞こえてくるでしょう。これは雨が降ると湿度が上がりパチンコのベニヤ部分の水分が増え、板が膨らんだ拍子で釘が開くから、というものです。

実際にはどうかというとベニヤ板にはセル画が貼られていて、枠がありガラスがあったりとなかなか空気中とはいえベニヤ板が変化する水分まで入り込む余地はありません、また表面上でもある程度の熱を持っているため気化してしまうと思われます。

では裏側はどうかというと以前はブリキ板があったり基板がないのものありましたのでそういったものは可能性がありますが、今は完全に裏パックと呼ばれる払い出しやアウト玉受け流しの配置レールがプラスティックで覆われ、セキュリティ対策のために不要な穴や隙間も塞がれています。またメイン基板、サブ基板、表示基板などの基板類が多数収まり、液晶部の熱と相まって相当な熱が吐き出されているため、多少の水分があったとしても、同じく気化すると思われます。

昨今のコロナ騒ぎでも問題になったパチンコ店ですが、受動喫煙防止法の施工前まではタバコの煙の廃棄のため、換気能力が他の業種に比べても圧倒的の設置数で一時的な湿度の変化があったとしても換気や温度調整によりほとんど無効化されていると思います。

ではまったく出さないのか?と言うとそうでもありません。

雨が降ると特定の業種の方が休みになってお客が増える事から期待ができます。
雨が降って休みになる特定の業種とは?

  • 工事関係者
  • 漁師
  • 看板塗装業
  • 観光バス
  • 果樹園業
  • 農業
  • 大工
  • アウトドアイベント業
  • 林間ゴルフ場

などの業種の方ではないでしょうか。では休みになることと玉が出ることの因果関係は?となりますが、店舗では毎日の収益を予想、計算して営業しています。

店舗では100人の集客があり、1日100万円の利益が必要だとして、通常の営業日に1000万円の売上と100万円の利益が取れている調整、設定と想定します。そこで雨が降り、上記の業種の方が増え、集客が10%伸びることは実際にあります。雨が降ると漁師と工事関係者が増えるというのは良くあることでしょう。

集客が上がり客数が10%増えれば、当然売り上げも上がり、平日100人から1万円ずつ頂いていた利益が10%増の10人増えて、110人となれば利益も上がるということです。
もちろん、あくまで想定によるものなので、予想より出なかったり出たりという最終的な平均値ということですが。

通常時 売上1000万円 営業割9割 利益100万円(機械利益)

10%の集客UPと10%の売り上げUP

  • 1100万円(9割営業)=110万円
  • 100万円/110人=約9090円

同じ調整、設定なら計算上粗利が増えることになります。
粗利が増えるというのは、売り上げが同じように10%分増え、同じ割数で営業できれば、その分増えるという事を意味します。
単純計算しかしていませんが、実際はお客の滞在時間や営業割、経費の増大などさまざまな要因が増えて、数字が確実とはなりません。

もちろん雨が降っただけではこのままでは店が利益を取ってお終いです。

しかし、営業に積極的なお店や良心的なお店はここで技術力や経営力に違いが出ます。

雨が降ったりするなどの天変は確実ではありませんが、最近の気象状況でのデータは昔に比べてかなり予想が当たってきているので、上にあげたようなできる経営者や運営管理者がいると、この雨での集客増を狙って普段雨が降らないと来ないような人にも来てもらう回数を増やしてもらおうと、この10%UPの中で解放台や高設定代を作り集客を図ります。つまり、雨が降って客層が増える分、予想より甘くする可能性が出てくると言うことです。

”雨の日に出る”というのは、

  • 雨で稼働が上がる分店が奮発して解放してくれる
  • お客様が多い分、動いた台が増えよりデータから勝てる台を探せる
  • ハマった台をハイエナできる率が高くなる

ということが要素的にあると言えるでしょう。

ここまでお話で気づく方もいらっしゃると思いますが、そうなると客の入っている店とそうでない店も同じ原理で、出る出ないも変わるのか? ということを考えた方もいらっしゃると思いますが、単純に考えるとその通りです。

同じ利益率、同じ台数、同じ経費であればそういうことになります。
しかし実際はそう単純ではありません。
このお話は続きは長くなるのでまた次回ということでお願いします。

—2020/06/28